僕が化学物質過敏症になりたての頃の話ですが、
ヘアカラーやパーマなどの薬剤を使うことで具合が悪くなる自覚症状があっので、このままの営業形態では美容室を続けていけないと思い知り合いの美容室オーナーさん達に相談していました。
そのとき一人のオーナーさんが「トリートメントの専門店にしてみるのもいいかもの?」
メニューがカットとトリートメントだけの美容室?
そのすぐ後に提案した本人も却下していましたが、最近ふとその時のことを思い出し「意外に近いことやってるよな…」
どうしても美容室というところは、外見(ビジュアル面)の変化だけに意識を向けられ易い傾向があります。
かくいう僕自身もオシャレで華やかな外見メインのイメージに憧れて、美容師になったようなものですが…?
過敏症になってしまった今の視点から振り返ってみると、ヘアカラーもパーマも外見のイメージを変える為やキープする為に、その基となる髪を痛めながら続けられてきました。
特にヘアカラーが世の中に定着してからは、髪へのダメージ度合いが大幅に上がりました❗️
そうなると髪の艶がなくなり、バサバサしてみえたり、指通りもザラザラしたり引っかかったり絡まったりしてくる人達が増えてきたので、その悩みを解決する為の「シリコン」と呼ばれるものが出てきました。
パーマ剤でも色々なタイプの薬剤が登場し、髪は痛めないけど、身体には悪いものが美容室でも多く使われるようになりました。
髪だけじゃなく身体にも悪い?
ただこの辺りのことは、美容室をご利用頂くお客様にはもちろん、美容師側にも詳しくは知られていない傾向にあります。
ここまでして、外見をよく見せることを優先して続けられてきました。
中には勉強熱心な美容師さん達もいて、ヘアカラーやパーマをする時に出来るだけ髪を痛めないようにトリートメントを加えながらされている美容室もあったりするので良心的ではありますが、それでも長いスパンで見ると髪へのダメージは蓄積され続けています。
殆どの方々はトリートメント不足です!
外見をよく見せることは、人間関係を良くする意味でも大事なことだと思います。
ただその為に大切な髪そのものや、身体そのものを痛め続けるのは、如何なものでしょうか?
もう2年ほど当店に通って頂いているあるお客様がいらっしゃいます。
その方は、いつも行っていた美容室でストレートパーマをした時に、いままで感じたことのない髪のダメージを感じて悲しくなり、それがきっかけで当店に来て下さるようになりました。
今まで3週間ごとに続けてこられたヘアカラーをやめて、ヘナ染めに変えさせていただきました。
ストレートパーマは、とりあえず髪のダメージが回復するまでやめて頂くことになりました。
今まで何年も続けてこられた美容習慣を180度変えて頂いた訳ですから、最初の頃は慣れない感じに多少の我慢もあったと思いますが…
続けているうちに次第に髪のダメージも回復してきて、不思議とその頃にはストレートパーマをしたいとは言わなくてなっていました。
そこには、ヘナとドライカットによる癖毛に対してのコントロール作用もありましたが、あれだけ痛んでいた髪も綺麗になり、なによりご本人のご様子も見違える位晴れやかになられました(^^)
やはり女性にとっては髪質の悩みは深刻なんだと、改めて実感させて頂きました。
ヘアカラーはいただけませんが…
外見をよく見せる為のパーマスタイルも、健康で綺麗な髪があってのことです。
もっと今まで以上にトリートメントへの意識を高めて頂ければ、より外見の写りも良くなりますよ?
オーガニックヘッドスパ
Aランクヘナ
共に当店オススメのトリートメントメニューです(^^)
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